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バレーナのカスタマイズによって実現する軽井沢別荘建築での「ゆとりある働き方」と「暮らしの提案」
住宅、その他建築物の内装工事の設計、施工、請負、及び監理。土木工事、造園工事の設計、施工、請負、及び監理/社員数9名
軽井沢の別荘建築を手がける、株式会社クレア(以下クレア)。本拠地を東京の表参道、アトリエとゲストハウスを軽井沢に構え「都会暮らし、森暮らし」をコンセプトに、数値では計れない暮らしの魅力を別荘建築を通じて発信されています。取締役工事長/品質・安全を担当されている荒川良司氏に、クレアの企業理念について、そして、クレアが掲げる「暮らし方」の提案に欠かせないバレーナについて伺いました。
軽井沢の別荘建築を通じて「暮らし方」を提案するクレア
まずクレアが、どのような事業をされているのか教えてください。
荒川軽井沢の別荘建築をメインとする設計施工の建築事務所になります。お客様が東京在住の方が多いので、現在は表参道にオフィス、ここ軽井沢に打ち合わせスペースとオフィスを構えています。
この打ち合わせスペースは、シンプルでとても落ち着いた雰囲気の建物ですね。
荒川クレアでは、他の工務店のように、断熱性や機密性など数値化できる建物の性能にフォーカスした提案はしていないんです。もちろん、そのような機能を持ち合わせた別荘を作っていますが、それよりも「暮らし」の提案をしています。
「暮らし」を提案するとは、具体的にどのようなことを提案するのでしょうか?
荒川「暮らしに対する考え方」と言ったほうが良いかもしれないですね。「都会暮らし、森暮らし」と謳っているのですが、東京で忙しく働いていると、どこか疲れてるところがあるのでしょう。軽井沢に来ると時間の流れが、とても緩やかで、落ち着ける。面白いものって大体矛盾してますよね。相反する2つの暮らしを持つ豊さを提案させていただいています。
暮らしに対する考え方をお話しながら、どのような別荘を建てるのか提案するのですね。
荒川そうですね。「森の中での暮らしを考えていきましょう」と。例えば、最近流行った「物を持たないようにしましょう」という概念であれば、いっぱい物を買ってしまい、捨てられなくなってしまう。その精神的な要因も含めて話をさせてもらい、それが森の生活とどう連動するのか提案したりします。
そのひとつの例が、この打ち合わせスペースですね。
荒川もちろん、お客さんの要望もありますが、シンプルなデザインは、すごく手間がかかるんです。例えば、軽井沢での暮らしでは、東京より寒いのでヒーターは必需品ですが、一見見えなくしている部分もあります。それを実現させるには、デザイナーが叡智を絞り、職人さんたちが通常より難しい作業をしてくれて、見た目がすっきりした落ち着いた空間を作ることができます。
開放的で、緩やかな時間が流れる雰囲気を作るには、見えないところで工夫があるのですね。
荒川また、そういう暮らしをするには、私たちの仕事の仕方も影響します。常に時間に追われていたら、ゆとりを感じることができないですよね。仕事の効率をあげることで、はじめて寛げる時間が生まれる。ただ効率をあげるといっても、普段何気なくおこなっている仕事のどこに無駄があるか、気がつかないですよね。そんな気づきづらいけど、無駄を省いて効率よく働き、ゆったりとした時間を作れる大切な要素のひとつがバレーナなんです。





バレーナをカスタマイズすることで、ゆとりあるワークフローを確立

クレアが提案する「都会暮らし、森の暮らし」を体現するにはバレーナが必要だったのですね。
荒川バレーナは、すべての仕事をするうえで、ひとつの柱になっています。仕事に追われていると、慌ててしまい、どうしてもエラーが起こりますよね。携帯電話を事務所に忘れたり。バレーナを導入したのも、なるべく平常心で仕事ができる環境を作るためなんです。
具体的には、どのように使用しているのでしょうか?
荒川まず、バレーナを導入したのは、今から1年くらい前です。それまでは他社の汎用性のある管理ソフトを使っていたのですが、我慢して使わなくてはならない部分もありました。最大の問題点として、図面をアップし職人さんたちと共有できるのですが、受け取った側は、何が新しいのか分からなくなってしまうんです。100個、図面があると、どれが新しいのか、全部ファイルを開かないと分からなくなってしまう。その結果、古い図面を見て、新しい図面にはないところに柱を入れてしまう、といったエラーが起きてしまっていたんです。
そのように、クレアの作業で起きていた問題点を、汎用性があり、なおかつクレアのやり方に合わせたカスタマイズができるということで、バレーナを導入したんです。図面についても、いくつも上がっているのではなく、上書きのイメージで、最新の図面しかあげられないようにしてもらいました。そうすることで、バレーナに上がっている情報が全て正しく、他のものは異なる図面であることが、職人さんたちとも共有できるようになったんです。
確かにアップする我々は、新しくなった部分と、変わらない部分を結合させた図面のデータを作らなければならないのですが、そのひと手間により、エラーが防げ、全てのデータを開いてみる無駄が省けるほうが効率的だと感じています。
なるほど。作業が進むごとに図面が、十、百とアップデートされていくなかで、情報共有が明確になったのですね。バレーナを導入したことで、他にも利点を感じていることはありますか?
荒川最近は、請求書を発行してお客さんに送れるようになったのが大きいです。クレアでは、契約と着工と上棟と竣工と、4回に分けて請求させて頂いています。つまり、バレーナは工事の進展具合を写真でアップできるので、どこまで工事が進んでるのかもそうですが、どの段階の請求書を送っているか、確認ができます。
もうひとつが仕入れ先の管理です。お願いする職人さん、建材屋さん、小売の家具屋さんなども、バレーナに入力しておけば、スタッフの誰がアクセスしても、誰に問い合わせればいいか、明確にわかります。
下請けの業者の方にも、バレーナを使ってもらっているそうですね。
荒川下請けさん用のアカウントがあって、必要な情報だけを共有できるようになっていてます。また、これは、バレーナのことだけじゃないですが、職人さんたちは、大抵、iPhoneやスマートフォンを使わない人も多いんです。バレーナの使い方も当然わかりませんよね。それをオフィスコンシェルジュさんが、チャットワークを使って、職人さんたちに教えてくださっています。その負担がクレアにないのも助かっています。
いかに、目の前の環境を整備できるかによって、時間を短縮できる。その時間を使って、給湯室の会話じゃないですが、例えば、会社と関係ないところで落ち込んでいる社員がいても、社員同士がそういう円滑なコミュニケーションをとる時間が増えれば、モチベーションや気持ちも向上しますよね。それが、エラーを少なくするとも思っています。




常に新たな物事へチャレンジする。バレーナのカスタマイズもそのひとつ
バレーナを導入することで、エラーと無駄を省き、ゆとりある時間を作り出すことができるのですね。また、ここまでお話を聞かせていただき、クレアは暮らし方、仕事の仕方など、常に新しい最善の方法を模索しているのですね。
荒川社長は、昨日言ったことと今日言ったことが違うことがよくあります(笑)。この打ち合わせスペースに投資したことで、とてもお金がかかりましたが、常に新しいこと、そのときそのときで、自分たちが最高だと思える物事にチャレンジしていこうとしています。バレーナを導入したときも、普通だったら、ちょっと高いから考えさせてってなると思うんですが、小松社長を呼んで、話をして聞いて、すぐに契約させていただきました。そういう考え方の社長だからこその社風だと思います。

■リフォーム産業新聞ウェブサイトにクレア様のインタビュー記事が掲載されました。
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/17639.php" rel="noopener" target="_blank
- 会社名株式会社クレア
- 代表取締役五十嵐さとし
- 住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-19-6 west/east 2F
- 業種住宅、その他建築物の新築工事及び増改築工事の設計、施工、請負及び監理。
住宅、その他建築物の内装工事の設計、施工、請負、及び監理。土木工事、造園工事の設計、施工、請負、及び監理 - 会社規模9名
- URLhttps://i-morinoie.com