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特別企画 CROSS TALK:プロ雀士・石橋伸洋×経営者・小松延顕【後編】 『常に最悪を想定。客観的に考えることも“勝ち続ける”秘訣になる』 – 石橋伸洋 –

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弊社がスポンサーをしている競技麻雀のプロリーグ・Mリーグのチーム「U-NEXT Pirates」所属(2022年6月現在)の石橋伸洋プロとの特別対談。後編は、高校の同級生という小松延顕だからこそ聞ける、麻雀の話から経営にも繋がる思考法まで深く掘り下げ聞きました。動画と併せてお楽しみください。

目次:
経営にも繋がる麻雀の思考法
・自分の実力を受け入れる
・「自分には麻雀しかない」という覚悟
・ブレないこと。その瞬間にベストを尽くす
・常に最悪を想定
・「自分が強くなるということは麻雀の打ち手がどんどん強くなる」ということ

ちなみにダブル役満* は最高位戦にはある?(小松)

石橋プロ(以下敬称略)ありません。Mリーグでは(ダブル役満は)あります。いくらでもあります。トリプルもありますね。純粋な役満の複合は認められるんです。例えば、四暗刻単騎(スーアンコウタンキ)だったり。国士無双(コクシムソウ)の十三面待ちだったたりがダブル役満にあるルールもありますが、Mリーグにそれはなく、純粋に役満が複合したときです。

大四喜(ダイスーシー)はどうですか?(小松)

石橋大四喜もシングル役満です。一つの役満でダブル役満というのはないです。役満が複合したときに、字一色(スーイーソウ)、四暗刻(スーアンコウ)。大三元(ダイサンゲン)はトリプル役満ですよね。最高だと四槓子(スーカンツ)もそうですね。

*役満とは、
あがりの際に獲得できる点数のこと。役満は、子の場合は3万2千点で、親の場合は4万8千点が最高得点。全部で12種類あり、その役を成立させると4倍となる点数が与えられる

例えばファイナルの最終戦で19万2千点は、可能性はゼロではないですか?(小松)

石橋ゼロではないですね。ツモ*で6万4千オール、ロン*で19万2千はルール的にはあり得ます。ただ何万年かMリーグをやらないと出ないですね(笑)。

*ツモとは、自分で引いた牌であがること。正式には、自模和(ツモホー)
*ロンとは、正式には栄和(ロンホー)。ほかのプレイヤーの捨てた牌であがること

九蓮宝燈(チューレンポウトウ)を出したことはありますか?(小松)

石橋あります。でも1回しかないですね。

九蓮宝燈は狙うプロセスで当然待ちがめちゃくちゃ多くなりますよね。だからむしろ来ないでほしい(小松)

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自分の実力を受け入れて考えキッチリやっていく

石橋麻雀プロでも、門前清(メンゼンチン)*で間違えることがあって、特に配信対局だと間違える人が多いイメージがあります。麻雀に限ったことではないと思うのですが、見られているときってプレッシャーがかかる。人に見られていると「間違えたら恥ずかしい」というのがプレッシャーになって普段の実力が出せないことがある。これって慣れだと思うんです。もちろん、門前清は誰もいないところだと分かる。考えたら分かるのですが「間違えたら恥ずかしいな」とかあるんですよね。

*門前清とは、
ほかのプレーヤーが捨てた牌を一切使わず、自分の手牌だけで構成している、鳴いていない状態のこと

見られてなくてもありますね(小松)

石橋考えたら分かるのにパッと切って見逃してしまうこともあります。僕は、分からなかったら考えるタイプというか、自分もいろいろなミスもして来ましたし、ほかの人のミスも見て来ましたから、自分の実力を受け入れて、処理能力ですかね、キッチリやっていくのが大事だと思います。

麻雀プロとしての今後のビションはありますか?(小松)

「自分には麻雀しかない」という覚悟をもって頑張っていく

石橋全然ないというか、麻雀プロを続けるということは自分にとって大事なことなので、今は「Mリーグで選手として活躍し続けること」は、目標の一つですね。特殊な世界で生きてきているとは思っていて、ほかのことをするのはなかなか難しいと思っています。「自分には麻雀しかない、という覚悟をもって頑張っていくこと」が大事だなと思っています。

麻雀の打ち手としての成功の定義は何ですか?(小松)

石橋僕は、タイトルを獲ることだと思っています。Mリーグに出ている以上は、Mリーグで結果を出す。(それは)優勝ですけれど。2年目、2019シーズンに優勝しているんですけれど、

最終日に2連勝しないと、というところで繋いで劇的に(優勝されましたよね)(小松)

自分がブレないこと。その瞬間にベストを尽くすことが大事

石橋今、パイレーツはいい感じなのですが、個人成績がパッとしないので、心のバランスの取り方というのは大事だと思っています。自分が勝っているか負けているかの状態で、ブレないことが非常に大事だと思います。自分の今までの成績、チームの成績は、これからの麻雀には関係ない。その瞬間にベストを尽くすことが大事。取り戻そうという気持ちは本当は邪魔ですよね。

分かっていながらも良い手であがった後の方が緊張してしまったり(小松)

石橋ありますが、たくさん麻雀を打ってきたので自分の気持ちとの付き合い方は慣れて来ましたね。対局中に僕は手が震えるのですが、何でもないところで手が震えたり、それは直そうとして直せるものでない。逆に直そうとすると余計に震えたり。自分を受け入れる、ということはそういう点でも大事だと思います。

震えてしまう人へのアドバイスは(小松)

石橋震えるものだと思って、開き直るのが良いですね。

麻雀の技術を磨くためのいろいろなことを今までやって来たと思うのですが、メンタルのトレーニングは気にしていますか?(小松)

常に最悪さえ想定しておけば理不尽と思わないしビックリもしない

石橋メンタルってトレーニングしようと思ってできるものでなく、経験を重ねることだと思うんです。自分の実践してきた経験値だったり、練習量、自信を持つことだったり、逆に自信をもたずに受け入れることだったり、すると思います。自分を客観視すること、麻雀で言えば、最悪を常に想定する。

よく麻雀って『理不尽なゲームだよね』と言われるのですが、僕は全然そうは思っていなくて、逆にすごく平等なゲームだと思っています。では、何で理不尽と思うというと、自分のなかで想定していないことが起こると理不尽だと思うんですよね。

期待とのギャップがあると理不尽という解釈に(なりますよね)(小松)

石橋常に最悪さえ想定しておけば、理不尽とは思わないしビックリもしないんです。最悪を想定するのは、麻雀に限らず大事なことだと思います。

麻雀での考え方、強い方が持っている考え方っていうのは、仕事や人生を生きるうえで通じる考え方だと常々思っています。たまたま自分よりも年上の大人と一緒に散々麻雀をしたという経験が、その後の営業職や経営にめちゃくちゃ活きています。仕事を始めて、法人営業だったのですが、いろいろな企業の社長にプレゼンをして商品を買ってもらうときに、既にいろいろな人との経験があったので全然動じなかった(小松)

石橋生まれもってのものがあると思いますよ。経験あってのものかとも思いますが、人によって能力は違いますから、それを小松さんは活かせたのだと思いますよね。

運が良かったと思っています。自分の生きるものに出合えたので。麻雀で培った能力はすごいものがあると思っていて、応用が効くと思うのですが(経営に)興味はないのですか?(小松)

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ビジネスで考えたら「自分が強くなるということは、麻雀の打ち手がどんどん強くなる」ということだと思っている

石橋『経営は、麻雀と近いものがある』と、サイバーエージェントの藤田社長が、麻雀と絡めて書かれたビジネス本で言っていますが、ビジネスをやりたいというより「打ち手として強くなりたい」という意識がとてもあります。ビジネスとして考えたら「自分が強くなるということは、麻雀の打ち手がどんどん強くなる」ということだと思っています。

それで、麻雀界が注目される。(例えば)『天和(テンホー)を上がった』などということで注目されるのではなく、ちゃんと麻雀の内容を見て『この打ち手すごいな』と思われることによって、どんどんスポンサーが増えたり、麻雀に投資をしてくれる人が増えることが大事だと思います。

麻雀プロは、個人でスポンサーされている人はいますか?(小松)

石橋なかなかいないと思いますけれどね。打ち手として強くなりたい、という意識が高い人ばかりで、個人でスポンサーをつけることを考えたりはすると思うのですが、そこを実行に移すというのは、そこまでなかなか行き着かなかったと思います。今はMリーグができて個人でもスポンサーを獲得する、という段階に来ていると思います。

洋服をデザインや監修たり、売っている人もいますよね。知名度を活用した別のビジネスにも(興味はない?)(小松)

石橋そういう話は、ほかの人から振られることが多くて、例えば、小松さんが麻雀プロなら自分で営業してということができると思います。

商品力が低すぎて売れないです(笑)(小松)

石橋商品のイメージは自分で作る、プロデュースする。多井さんも『多井熱』という本で、麻雀プロに関して書いていますが、実績がなくても面白いことを話していたら注目されることもありますし。今SNSで好きな活動ができますし、Youtubeで自分で企画したりもできますし、そういった面ではビジネスチャンスはあると思います。あるんだったら自分やれよ、という話かもしれませんが(笑)。

興味ないんですものね? 面白い企画が持ち込まれたらどうですか?(小松)

石橋そうですね。自分はアイディアはある方だと思うのですが、実行力が……。

例えば、アイディアとは?(小松)

石橋イベントとかでしょうか。

最高位戦のなかで企業の冠のある大会はやっていますか?(小松)

石橋たまにやっていますが、継続してというのはないですね。

TwitterやSNSをやっているプロの方も多いので、会社名が出続けるのであれば宣伝効果はあるのではと思います(小松)

石橋小松さんが今こうやって言ってくださるのは、Mリーグがあるからだと思います。麻雀って本当にイメージが悪かったので。僕は20年前にプロ入りしましたが、当時から比べるとここ数年ですごく麻雀のイメージが変わって来ていると思っています。Mリーグにもスポンサーがついて、各団体にもスポンサーがついてくる段階ですよね。

やっといろいろなアイディアがやりやすい環境に今まさに変化しているところですね。
今回は、改めて対談の機会があることによって、いろいろ深く聞けて楽しかったです(小松)

石橋こちらこそ楽しかったです。

最後に皆さんにひと言(お願いします)(小松)

石橋皆さま、ありがとうございます。今、Mリーグも佳境に入っていまして、一番大事なところに来ています。U-NEXT Pirates所属していて、2回目のリーグ優勝を目指しています。オフィスコンシェルジュさんのスポンサーをいただいていますが、このユニフォームを着て優勝できるように全力を尽くして勝ちたいと思っています。

経営者の方も見ていただいていると思うのですが、麻雀が分からないという方もいるかと思います。麻雀は経営に通じることもたくさんありますので、Mリーグをまずご覧いただいて、どういうゲームかなと興味をもっていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。

小松改めまして弊社は、株式会社オフィスコンシェルジュと申しまして、建設DXのための業務統合システム『建設バレーナ』という業務システムを自社で開発、販売、運用、保守サポートも行っている会社なのですが、なかなか直接弊社のことを知る機会が少ない方も、たまたま麻雀が好きだ、Mリーグが好きだ、石橋選手が好きだ、というこういった関わりのなかで弊社のことを認知していただき、弊社の商品のことを知っていただき、メリットあるということでご購入いただき売上利益がもたらされて、それを原資としてスポンサーを継続的に行っていく、という良いサイクルを回していけると素敵だなと考えております。

この3月の『建設DX現在地』(サンクチュアリ出版)という書籍を出版いたしました。全国書店、Amazonで購入できますので、ぜひ読んでいただき、システム導入も興味がある方はぜひお気軽にご連絡いただければ有り難いです。

引き続きU-NEXT Pirates石橋選手と、弊社オフィスコンシェルジュ小松、建設バレーナを応援いただけますと幸いです。ありがとうございました。


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石橋伸洋
最高位戦日本プロ麻雀協会の競技麻雀のプロ雀士。
2011年に所属団体の最高位戦と發王戦の二冠を達成。
2022年6月現在競技麻雀のプロリーグ・MリーグのチームU-NEXT Piratesに所属。

U-NEXT Pirates
https://m-league.jp/teams/pirates/

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