建設BALENAの最新・役立ち情報をタイムリーにお届けBALENA JOURNAL

導入後、利益率が向上。業績に大きなインパクトを与えた建設バレーナとは

株式会社TRUST
東京都多摩市/空間デザイン事業、リアルエステート事業、プロパティマネジメント事業、リニューアル事業、建築測量事業、インベントラボ、ライフスタイル事業/社員数従業員数 50~60名

空間デザイン事業を日本全国で展開する、株式会社TRUST(以下、TRUST)。空間デザイン事業が柱にありつつも、不動産探しから販促のお手伝いまでワンストップで依頼できる企業として注目されています。代表取締役の山口一氏に、事業拡大の背景から「建設BALENA(以下、バレーナ)」の利用方法などをうかがいました。

リーマンショックで考えた、事業拡大の“はじめの一歩”

とてもおしゃれなオフィスでワクワクしています!

山口ありがとうございます。TRUSTのメインの事業は「空間デザイン」です。そのため、お打ち合わせにいらっしゃったお客様にデザイン性のある空間の魅力をお伝えできるように、自社オフィスもトレンドを取り入れた内装にしているんですよ。

エントランス横にある打ち合わせスペース。ガラス越しにオフィスが見渡せる空間には、会社の一体感がありました。
地域の人が自由に出入りできるベーグル屋さんもオフィスに併設。ここは週末のみのオープンだそうです。
オフィスがおしゃれな空間だと、働く人も、依頼する人も、モチベーション高く取り組めそうですね。さて、TRUSTの特長を教えてください。

山口当社は、先ほどお話した通り空間デザイン事業がメインで、主に店舗やオフィスの設計から施工までワンストップで請け負っています。その空間デザインに付随する仕事として、不動産仲介、ショップのホームページ制作から集客のお手伝い、販促品のデザインなどもしています。

このように、空間デザイン事業に限らず、開業や移転に関わる全てのことをワンストップでお手伝いでき、しかも全国対応できるところが、当社の特長であり、強みです。

通りに面したフリースペース。緑を感じながら集中できるスペースとして活用されています。働き方が変わり個人デスク配置だけではないオフィス空間の提案が増えているそう。
そもそもこのような幅広い事業展開をしようと思ったきっかけを教えてください。

山口実は私、建築業界でとてもニッチな職種「墨出し職人」だったんです。2004年に創業したときは、建築測量・墨出しに特化した会社でした。ところがリーマンショックがあって市場が冷え込み、一気に仕事がなくなってしまったんです。そのときに思ったのは「収益の柱がひとつでは社員を守れない」ということでした。

「リーマンショックで仕事が一気に減ったときが、私のターニングポイントでした」と語る山口氏。

山口新しい分野にもチャレンジしていかなくてはいけないと考えたときに、「空間デザイン」が一つの案として浮かんできたんです。現場の仕事をしていたので図面は読めるし、大工仕事の納まりも把握できる。学生時代にデザインを学んでいたのでチャレンジしたい気持ちが大きかったです。そこで、仕事を作らなければ何も始まらないと思い、名刺に「店舗設計・施工」と書き入れてみたのです。

名刺だけでなく、SNSのプロフィールもすべて書き換えました。すると運よく内装業者を探している設計事務所から問い合わせがありました。「人手が足りない。工期が迫っているのに、工事をやってくれる会社がいなくて困っている」と。

現場監督や職人の手配はどのようにしたのですか?

山口実は、その少し前に、内装の現場監督をしていたスタッフが入社して来たんです。ラッキーでした。この案件は、今思えば誰も請けない事故案件なんです。それでも、依頼主が非常に困っていたのと、背に腹は代えられない事情があったので、初めて内装工事を請けることにしました。

振り返ってみても、やっぱり大変な現場で…(笑)。職人はタウンページで調べて端から電話をかけて探しました。大工として連れて行った職人が「造作大工」じゃなくて「型枠大工」だったり(笑)。それでも、結果的にお客様もすごく喜んでくれたんです。

仲間の協力もあり、“はじめの一歩”を踏み出せたおかげで、今では会社のなかで一番大きな部署が空間デザイン事業部になりました。

会社の課題は情報共有にあった

では、空間デザイン事業部で課題に感じていたことを教えてください。

山口現在、業務管理はバレーナを使っていますが、その前はとにかく個人プレーが多く、仕事の情報共有ができないことが課題でした。

空間デザイン事業部は、営業、設計、施工、そしてそれらをまとめるICDという役割に分かれています。社内でも大所帯で、業務が多岐にわたっています。情報共有のために提出する書類も多いのですが、人によってその書類の提出状況がバラバラなことが問題でした。案件の進行管理は各自で管理していたので、何がどこまで進んでいるのかわからない。

「過去の案件から学びたいのに情報がまとまっていない。そういったストレスが徐々に積もっていったんです」。
業務管理ソフトの導入は考えていなかったのでしょうか?

山口ソフトの導入も検討していたのですが、TRUSTにあった形でカスタマイズをしていかなければいけないというのが課題でした。
あるとき経営者の交流会でオフィスコンシェルジュの小松社長に会ったんです。話をしていくと「建設業界に特化した業務管理ソフト」を手掛けているとのことで、空間デザイン事業部の「業務の見える化」が、ここなら実現できると思って、相談したのがきっかけでした。それが2016年のことです。

「勘」や「経験」に頼った案件管理から、正確な情報の蓄積へ

では具体的にバレーナをどのように使っているか教えてください。

山口すでにバレーナにはベーシックな機能がパッケージでついています。そこから、TRUSTに足りないものとして案件管理を強化していきました。案件ごとの「業種・業態」「施工面積」「価格」などの項目を追加してもらって、担当者たちの「勘」や「経験」に頼った業務管理をすべて統一し、正確な情報が蓄積できるようにしていきました。

入力方法で工夫した点を教えてください。

山口そうですね、「みんなが同じ情報を均等に入力できるようにすること」でしょうか。例えば「入力しないとバレーナが動かない」といった必須項目にしたり、それでも難しいところは人的管理を選んだり。情報の蓄積には入力のしやすさが要ですので、カスタマイズにはオフィスコンシェルジュからアドバイスをしていただきました。

結果、「自分たちが入力しなくては情報の蓄積ができない」という意識が高まりました。お互いの情報が、お互いの仕事の役に立つので、チームワークの醸成という面でも大きな意味があったと感じています。

シンプルな入力画面で、現場仕事が多く、PC作業が苦手なスタッフもわかりやすいように工夫されたそう。
エンドユーザーに向けては何かメリットがありましたか?

山口お客様からのお問い合わせでよくあるのは、「坪単価でいくらなの?」という本当にざっくりとした話です。でも正直なところ、坪単価は現場ごとに違うので各担当の感覚や経験値でご返答をしていました。でも、バレーナを活用しデータが積み重ねていくことで、どのスタッフもTRUSTの実績値として返答を統一できることがお客さまに対してのメリットだと思います。

バレーナ導入後、利益向上・チームワークの醸成へ

それではバレーナを導入して良かった点を率直に教えてください。

山口一番メリットに感じているのは、やはり案件ごとの利益率が良くなったことですね。建築業界のなかでも特に内装は、関わる業者も多いので現場の予算管理がとにかく大切なんです。バレーナを使って予算管理を徹底したことで、メンバーの予算に対する意識が高まりました。これは、会社の業績にダイレクトにインパクトを与えています。

また、現場からはチームワークが良くなった、という声も届いています。みんなが同じように入力作業を行うので、設計、施工、営業と連携が取れるようになって仲間意識が高まりました。これは思わぬうれしい効果だったと感じています。

「チーム全員で会社の数字を見られるようになって、売り上げに対する意識が変わりました」。

興味をもった瞬間に“はじめの一歩”を踏み出す

バレーナを導入しようか考えている方に向けて、アドバイスをお願いいいたします。

山口そうですね、まず建設業界に特化した業務管理ソフトというだけでも選ぶ理由になります。あとは他のシステム会社のソフトウエアにないもとしては、建設業界に特化したデータや改善ポイントの蓄積ですね。それが揃っているだけでも十分なポテンシャルを秘めているものだと思います。

ここからは私の意見になりますが、建設業界自体、ITを活用していくことに“はじめの一歩”を踏み出す会社が少ないと感じています。興味をもった瞬間に一歩踏み出す――。そういった瞬発力をもって、一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。

これからのTRUSTの事業展開について教えてください。

山口空間デザイン事業が軸にありますが、今後は「建築×IT」をコンセプトに業界を変えられるようなサービスを生み出したいと思います。みなさん、リリースできる日まで楽しみにしていてください!

平均年齢30代前半という元気のいい仲間たちに囲まれて。
TRUSTが意味する「信頼」は全社の行動指針となっています。
導入企業様DATA
  • 会社名株式会社TRUST
  • 代表取締役山口 一(やまぐち・はじめ)
  • 住所東京都多摩市山王下1-12-12 福満ビル2F
  • 業種空間デザイン事業、リアルエステート事業、プロパティマネジメント事業、リニューアル事業、建築測量事業、インベントラボ、ライフスタイル事業
  • 会社規模従業員数 50~60名